都市計画マスタープランが8月の都市計画審議会で賛成多数で可決され、市長に諮問されました。
以下の都市計画道路に関する部分の一部を抜粋します。
都市計画道路の整備方針
長期間にわたり事業化する時期が未定 の広域幹線道路及び幹線道路について は、社会経済情勢及び地域のまちづく りの変化などを踏まえ、東京都及び関 係市と連携して、都市計画道路※の検 証を行い、必要に応じて、見直すべき ものは見直していきます。
広域幹線道路の整備
●広域幹線道路は、広域的な人・モノの 流れを円滑にするとともに、延焼遮断 帯※の形成、緊急物資の輸送、災害廃 棄物処理の迅速化など広域的な防災性 の向上及び良好な市街地環境形成の効 果が期待できることから、未完成区間 は、東京都に整備推進を要望します。
●事業を進めるに当たっては、適切な情 報提供、市民との対話など丁寧な説明 及び生活の継続性に配慮した市民への 対応を行うとともに、玉川上水など自 然環境・景観の保全などに配慮するこ とを要望します。
都市計画道路3・1・6号線(東京立川線)【五日市街道】
都市計画道路3・2・2号線(東京八王子線)【東八道路】
都市計画道路3・4・7号線(府中清瀬線)【新小金井街道】
幹線道路の整備
●幹線道路は、円滑に地域交通を処理す るとともに、延焼遮断帯※の形成、避 難場所へのアクセス性向上など地域の 防災性の向上及び通過交通のない安全 で暮らしやすい生活空間形成の効果が 期待されることから、未完成区間は、 必要な道路整備を計画的に推進します。 なお、東京都が事業を行う路線は、丁 寧な対応を東京都に要望します。
成 し、主に地域の交通を処理する広域幹 線道路以外の都市計画道路※を幹線道 路と位置付けます。
● 幹線道路は、円滑に地域交通を処理す るとともに、延焼遮断帯※の形成、避 難場所へのアクセス性向上など地域の 防災性の向上及び通過交通のない安全 で暮らしやすい生活空間形成の効果が 期待されることから、未完成区間は、 必要な道路整備を計画的に推進します。 なお、東京都が事業を行う路線は、丁 寧な対応を東京都に要望します。
事業を進めるに当たっては、適切な情 報提供、市民との対話など丁寧な説明 及び生活の継続性に配慮した市民への 対応を行うとともに、国分寺崖線(は け)※、野川及び都市公園など自然環 境・景観の保全などに配慮します。な お、東京都が事業を行う路線は、必要 に応じて、課題解決に向けた丁寧な対 応を東京都に要望します
都市計画道路3・4・1号線(三鷹国分寺線)【連雀通りなど】
都市計画道路3・4・3号線(新小金井貫井線)【連雀通りなど】
都市計画道路3・4・4号線(小金井日野駅線)【行幸通り】
都市計画道路3・4・8号線(新小金井久留米線)
都市計画道路3・4・9号線(東小金井駅北口線)【梶野通り】
都市計画道路3・4・10号線(東小金井駅南口線)【くりやま通りなど】
都市計画道路3・4・11号線(府中東小金井線)【東大通りなど】
都市計画道路3・4・12号線(多磨墓地小金井公園線)【緑中央通りなど】
都市計画道路3・4・14号線(小金井駅前原線)【小金井街道など】
都市計画道路3・4・15号線(府中国分寺線)
都市計画道路3・4・16号線(東小金井駅北口東西線)【地蔵通りなど】
都市計画マスタープラン中間報告(案)への意見提出お願いします
みなさま
都市計画マスタープラン中間報告(案)への意見提出期限は3月18日です。
ぜひみなさんの声を市に届けてください。
記入内容は自由です。「ページ数明示」とありますが、書かなくても構いません。都市計画道路は、19ページなので、「19ページ」と書いてもOKです。
住所と名前をお書きください(小金井市民だけです)
用紙は添付します。市のホームページ(下記)からでも提出できます。
小金井市都市計画マスタープラン中間報告(案)に対する意見募集(パブリックコメント)を行います。:小金井市公式WEBへようこそ
(koganei.lg.jp)
小金井市議会は、9月25日、3・4・11号線の環境調査の中止を求める意見書を採択しました。
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小金井都市計画道路 3 · 4 · 1 1 号線外の環境概況調査の中止と長期的
視点で 2 路線の見直しを求める意見書
東京都は、2 0 2 0 年 8 月 1 7 日に、小金井都市計画道路 3 · 4 · 1 1 外 l 路線の環境概況調査委託の入札を行ったが、
小金井市幾会は、6 月、両路線について東京都に
送付する 7 本目の意見書となる「優先整備路線に位置付られた小金井市の都市
2 0 1 5 年に優先整備路線(案)に選定されてから東京都が行っているパプ
よって、小金井市議会は、東京都に対し、小金井都市計画道路 3 · 4 · 1 1 号線外
の環境概況調査を中止し、長期的視点で 2 路線の事業化の見直しを強く求めるものである。
以上、地方自治法第9 9 条の規定により意見書を提出する。
小金井市議会議長 五十嵐京子
令和 2 年 月 日東京都知事様
小金井市が行った2本の優先整備路線についてのアンケート結果を見やすい表に作り直し、グラフにしました。
小金井市が2路線の3000人アンケート結果が公表
小金井市は2,3月におこなった優先整備の2路線(3・4・1号線と3・4・11号線)に関して3000人を対象におこなった結果を東京都に報告するとともに市議会に報告しました。
アンケート結果の一部を以下に記載します。
全体の回答、および自由記載の意見は添付ファイルを参照してください。
★ アンケート郵送 3000人 回答数 903人
★ 2路線が優先整備路線に選定されたことを
知っていた人 318人(35.2%)、知らなかった人501人(55.5%)
設問に対して、「そう思う」と回答した人の割合が50%を超えたもの
<3・4・1号線について>
◇優先整備路線に選定されたことを知っていた人のうち、
・国分寺崖線などの既存の自然や文化が失われる 226人(71.1%)
・昔からの街並み、武蔵野公園や野川周辺(ムジナ坂やはけの小径など)の景観が変わる 236人(74.2%)
・道路建設によって、国分寺崖線や湧水、野川の多様な生態系に影響を及ぼす 234人(73.6%)
・既存道路の拡幅でないため、道路整備に莫大な費用と時間がかかる(費用は都が全額負担) 219人(68.9%)
・大型車両が通行可能となり周辺への騒音や振動が発生する 192人(60.4%)
・工事中、長期間にわたり騒音や振動が増え、通行時の危険個所が増える 170人(53.5%)
・道路建設によって住民の立ち退きや、町会や自治会などの既存の地域のコミュニティが分断される 162人(50.9%)
◇優先整備路線に選定されたことを知らなかった人のうち、
・道路の広域ネットワークが形成され、緊急車両(救急車・消防車)の到着時間や市街の救命救急センターへの到着時間が短縮される 313人(62.5%)
・既存道路の拡幅でないため、道路整備に莫大な費用と時間がかかる(費用は都が全額負担) 226人(53.1%)
・車道と歩道を分離することで、安全に歩行(車いす・点字ブロックの設置)することができる 267人(53.3%)
<3・4・11号線について>
◇優先整備路線に選定されたことを知っていた人のうち、
・国分寺崖線などの既存の自然や文化が失われる 194人(61.0%)
・既存道路の拡幅でないため、道路整備に莫大な費用と時間がかかる(費用は都が全額負担) 195人(61.3%)
・昔からの街並み、武蔵野公園や野川周辺(ムジナ坂やはけの小径など)の景観が変わる 196人(61.6%)
・道路建設によって、国分寺崖線や湧水、野川の多様な生態系に影響を及ぼす 208人(65.4%)
・工事中、長期間にわたり騒音や振動が増え、通行時の危険個所が増える 170人(53.5%)
◇優先整備路線に選定されたことを知らなかった人のうち、
50%を超えるものはなかった
なお、添付のアンケート集計結果表がわかりにくいのですが、
「知っていた」「知らなかった」「無回答」の件数・%は、設問に対して「そう思う」と答えた数と%とのことです。
3・4・1号線と3・4・11号線の市民3000人アンケートについて
小金井市は、都市計画マスタープランについての市民3000人へのアンケートに同封して行う優先整備2路線のアンケートの内容が明らかになりました。
このアンケートは、昨年9月の市議会で市長が、都市計画マスタープランのアンケートと一緒におこなうと提案したものです。
今後、マスタープラン策定委員会(第1回は2月14日に開催)。都市計画マスタープラン審議会で議論されることになります。
アンケートの目的に「今後の道路整備に対する考え方の参考とさせていただくため」としています。
アンケートの内容は
Q1で、優先整備の2路線について知っているか否かを問い、
q2で、14の設問について、3・4・1号線と3・4・11号線についてそれぞれ、そう思うかどうかを問うています。設問を下記に記載。
アンケートの目的や都市計画道路、優先整備路線の説明資料と地図が添付されています。
設問1 道路の広域ネットワークが形成され、緊急車両(救急車・消防車)の到着時間や市外への救命救急センターへの到着時間が短縮される。
設問2 国分寺崖線(はけ)等の既存の自然や文化財が失われる。ほか
下記にアンケートと添付地図記載
小金井市議会は、12月22日、「都市計画道路『小金井3・4・1号線』『3・4・11号線外』の整備計画の見直しと意見交換会の在り方の改善を求める意見書」を採択しました。
全文を添付します。
22日の環境建設委員会で「意見交換会」について質疑
市議会の環境建設委員会が22日10時から開かれ、17日に行われた「3・4・11号線に関する意見交換会」について、市から報告され、質疑が行われた。
市から、傍聴を認めなかった意見交換会が市民からの要望で認められたこと、意見交換会の目的について参加者から意見が出され、用意した都の説明ができずに終了したことなどが報告された。
田湯議員から、意見交換会の在り方についての市民の会からの要望についての市の見解をついてと、10月30日に、住民団体から87通の「市長への手紙」が出されてが、市長はこれを東京都に伝えるとのことだったが、伝えていたか、事業前提の意見交換会はおかしいとは思わないかなどを質問。
市は、「市長への手紙」はコピーして都におくったこと、都市整備部長から、事業前提の交換会は「やはりおかしいと思う」と返答があった。
坂井議員は、意見交換会で返答できず、持ち帰った事項は何か、16日におこなわれた「市長と市民の意見交換会」で17日の意見交換会在り方について改善してほしいとの要望が出されたが、都に伝えたか、「事業前提の意見交換会とは聞いていなかった」というが、情報共有を求めてきたのになぜ、共有できていないのか、市長は一歩引いている感じだなどを質問。
市は、参加者の意見などについては正式な議事録ができていないので、何を持ち帰ったか確認できていない。第2回目の開催は1月末から2月初め、数百人規模の説明会は2月から3月ということですと答弁。
市長は、「私の立場は前にも話している通りと、市議会での表明を繰り返し、事業ありきの意見交換会については、市民の意見を聞くことが大事と述べるにとどまった。
また、坂井議員の小池知事は現地に来るという約束を守っていない、知事に現地に来てほしいと引き続き要望してほしいとの質問に、市長は現場を見ていただきたいという気持ちは変わらないと答えました。
さらに、坂井議員は、次回の意見交換会には市長がぜひオブザーバーとして参加するように要望しました。
市内の未着手の都市計画道路(10路線)を
市と都が検討し、方向性をまとめると発表
小金井市は6月15日の市議会建設環境委員会で、「平成30年度を目途に、整備するものは整備し、見直すべきものは見直すとの基本的な考えに基づき、優先整備路線以外で未着手の都市計画道路の在り方に関する方向性を示すものであり、東京都及び小金井市を含む区市町が協働して検討を行う」ことを報告しました。(市のホームページ7月18日でも公表)
今年度中に市と都が協議し、その結果を公表してパブコメで意見を募集し、さらに来年度中に方向性をまとめるというものです。
これでは、市民の意見はパブコメだけで聞いたとするだけで、計画道路周辺の住民への説明も懇談会もなく、行政が一方的に決めることになる可能性があります。
また、第四次優先整備路線に選定された2本の路線は検討対象から外しています。
市が対象としている路線は次の通りです。
① 3・1・6号線(五日市街道)
② 3・4・4号線(行幸通り・武蔵小金井駅北口から西に延びる道路)
③ 3・4・1号線(連雀通りの西武線から東と新小金井街道から西側)
④ 3・4・3号線(新小金井駅から西に住宅街を貫く)
⑤ 3・4・8号線(東小金井駅東側のけやき通りから南へ新小金井駅までと北大通りから北へ)
⑥ 3・4・10号線(東小金井駅南口から南に3・4・3号線まで)
⑦ 3・4・12号線(図書館本館前の連雀通りから南へと、北大通りから北へ)
⑧ 3・4・14号線(小金井街道の前原4丁目から南へ)など
⑨ 3・4・15線(国分寺市境の南貫井町4丁目から南へ)
⑩ 3・4・7号線(新小金井街道の一部)
市長が知事に現地視察を要望、小池知事現地視察実現あるか?
西岡市長の小池都知事への要望(都市計画道路に関する箇所)
小池都知事と西岡市長の意見交換の「道路部分」を書き起こしました。
「最後になりますが、ぜひ、小池都知事には小金井にお越しいただきたいと思います。オリパラのフラッグが小金井に届けられます。4月1日です。ちょうどこの時期には、小金井公園に桜が満開となり、玉川上水には国の名勝である小金井桜が咲きほこります。小金井にお越しいただければ、小金井市民の方々も歓迎されます。
そして、第四次都市計画道路の関係で、国分寺崖線にかかわるところに、東京都が計画されています。
2つの路線につきまして、たいへん市民の関心が高い状態にあります。私も一定の考え方を東京都の方々にお伝えさせていただきました。ぜひ、ご視察にきていただいて、都知事には現場を見ていただいて、今後ご検討していただければと思います。」
これに対し、小池都知事は、
「知事の視察ということで、フラッグツアーへのお招きをいただきました。4月1日に予定されておりますので、日程があえば、ぜひお伺いしたいと思います。せっかくですので、伺うときにはいろいろさせていただきたいと思います。」と発言されました。
都のホームページの録画は下記から。
西岡市長の部分は、1時間38分頃からです。
https://www.youtube.com/watch?v=8i5IzReklqQ
小池都知事の多摩地域全市町村長との意見交換の3日目の14日午前の最後は西岡市長。
市長は、子育て支援、再開発や庁舎問題、人事交流や、オリパラで小金井にフラッグが届けられる時期に小金井にきていただきたいこと要望した後、最後に、「第四次都市整備計画について」と発言。国分寺崖線にかかる2つの路線について、市民の関心が高いこと、知事に視察に来ていただいたおりに、ぜひ見ていただきたいと要望されました。
小池知事は、フラッグツアーが4月1日に行われるので、日程調整して行きたいと表明、その折り、せっかくですから調整していきたいと、発言されました。
小金井の2本の都市計画道路の現地視察を明言されたわけではありませんが、その含みを持った発言は、知事の現地視察の意欲があるとめるものでした。
注:「東京2020オリンピック・パラリンピック フラッグツアー」東京の全市町村と東北3県を巡回するもので、小金井市には、4月1日から7日に巡回。
市民の会からの西岡市長への申入書と西岡市長の回答書(2016年9月13日回答)
林議員が市議会建設環境委員会で質問
11月10日開催の環境建設委員会で「「(仮称)はけと野川の緑と水辺を守り育てる条例」制定を求める陳情書」が不採択となりました。この審議に関連して、林倫子議員が市長に市民の声を聞くべきと質問、西岡市長が、東京都の北多摩南部事務所の方にも議会で答弁している内容をお話していると答えました。
西岡市長、本会議で、地元への配慮を欠いた事業は両路線とも希望しないと答弁
9月1日に本会議で、関根議員の2本の都市計画道路についての住民の声に小金井市としてどう、都に答えていくのか、小池新都知事の意見を紹介しながら、市長に答弁を求めました。
西岡市長は、「2路線については小金井市民の意向を尊重し、東京都に直接出向き、伝えてきました。地元への配慮を欠いた事業着手を両路線とも希望するものではありません。都から事業化の相談があった場合には、十分に調整してまいりたい」と回答。
市議会の録画は下記のユーストリームで見られます。 開始から53分頃に市長が答弁。
http://www.ustream.tv/channel/koganeishigikai
市議会本会議で、森戸議員が市として見直しを都に求めるべきと質問
6月10日の小金井市議会本会議で、森戸よう子市議が都市計画道路問題で質問。都の開示資料で、明らかになった交通量が減っていることを公表しないようにとの会議録や、国会での宮本議員の質問で、国土交通大臣も地元の理解を得る必要があると答弁していることを示し、市として都に見直しを求めていくよう要請し、市長の見解をただしました。市長は市民の意見を聞くとしながらも、都に見直しを求めていくことには触れませんでした。
市議会本会議で、百瀬議員と酒井議員が見直しを都に求めるべきと質問
小金井市議会の6月定例会の9日の本会議で、百瀬和浩議員と坂井えつ子議員が小金井市内の2つの都市計画道路について質問、市民の会から複数の方が傍聴しました。
百瀬議員は持ち時間の1時間すべてを道路問題にあて、市長に計画の見直しを東京都に求めるべきと主張し、市長の見解を求めました。市長は「都と調整を進めたい」とわけのわからない答弁に終始しました。「計画道路の必要性として『緊急輸送道路』『避難道路』をあげているが、具体的には」との質問に、結局答えられず、「都と検討したい」という答弁。
坂井議員は、東京都のパブコメに表れた市民の意見を示し、この声をどう受けているのかを市長にただしても市長は答弁に立たず、都市計画部長が「自然を守るという声を重く受け止める」と。市長が市民団体との面談について感じたことを問われても、市長が答弁に立たないので、議場からも「市長に聞いてる」とのヤジも。市長はようやく「市民の声を都に伝えたい」と、自身の見解を表明しませんでした。
また、百瀬議員と坂井議員は、国分寺崖線(はけと野川)の自然を保全する条例を市が制定することを求めたが、市は、現行の法制で十分として、提案に否定的な見解を表明しました。
本会議の模様は市議会ユーストリームで見ることができます。